紀州・田辺名物 なんば焼、ごぼう巻。蒲鉾づくり百余年、伝統の味わい。
蒲鉾 たな梅
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田辺の熊野古道

田辺は熊野古道の要所

田辺は熊野古道の中辺路と大辺路とに別れる分岐点で、熊野の入り口という事から「口熊野」と云われました。市内には熊野詣で賑わっていた頃の名残が残されています。

※中辺路ルート

田辺から、ほぼ一直線に熊野本宮大社に向けて進むルートです。最盛期は「蟻の熊野詣」といわれるほど多くの人が歩きました。
田辺の「三栖王子」から山を越え、稲葉根王子(現在の上富田町内)を経て滝尻王子に向かうルートが一般的ですが、後世には三栖王子からそのまま会津川沿いにさかのぼり、標高800m近くの「槇山」の山頂近く「潮見峠」を越えて滝尻(または高原)に向かう短縮ルートもよく歩かれたようです。

※大辺路ルート

田辺から海沿いに那智勝浦方面に向かうルートです。海沿いといっても海岸沿いは断崖絶壁が続くため、集落と集落の間は山越えの急峻な道が多く、決して楽なルートではありませんでした。しかし風光明媚なことから、多くの文人墨客が歩いたといわれています。
国道42号線が整備されてからは山中の道は使われなくなったため正確なルートはわからなくなっていましたが、数年前から調査され、「富田坂」「仏坂」「長井坂」の一部が世界遺産登録されています。

田辺街中の熊野古道

本町の道標

本町の道標陶器店の駐車場の隅にひっそりと佇む道標。北新町のものよりも小さいですが、田辺の町特有の迷路のような町並みで参拝者が道に迷わないよう、この道標をはじめ、市内のあちらこちらにこのような道標が立てられました。
 

出立王子と潮で身を清める「潮垢離」

熊野に参詣する人々は、道中の随所で、潮垢離(しおごり)や水垢離を行って身を清めました。
田辺のここ出立は、海ルートからやって来た人が海岸線を離れ、山間(中辺路ルート)に分け入って行く際の、最後の潮垢離を取る場所でした。最後の場所とあって、念入りに潮垢離が行われたと伝えられています。 

道分け石道分け石

北新町にある道分け石は、熊野詣が行われていた頃の賑わいを今に伝える貴重な史跡です。

和歌山方面(右写真の右方向から)から来て道分け石に向い、「左 くまの道」に従ってゆくと万呂・三栖方面(中辺路ルート)へ進みます。その下に「すくハ 大へち」と書いてあるとおり直進すれば大辺路ルートへ続いています。

また、中辺路方面(右写真の左方向)からくると、右に向かうと紀三井寺(和歌山市)方面に向かう、ということになります。

ちなみに、道分け石から左に折れて三栖(みす)王子に向かう通りは、三栖まで数kmあるにもかかわらず、今でも「三栖口(みすぐち)通り」と言われています。

闘けい神社

勝負の神として親しまれる闘けい神社の御祭神の中には、熊野三山(熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社)が勧請(かんじょう)され、熊野権現の三山御参詣に替えるという三山の別宮的存在で熊野信仰の一翼を負っていたそうです。本殿の形は、熊野本宮大社の旧社殿の形を模しています。  

たな梅周辺の熊野古道マップ

地図


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